放課後、ずっと君のそばで。
その場に泣き崩れる私を、立花くんとおばさんが支えてくれた。
〝インターハイ出場〟
私の部屋でコウちゃんが書いた文字が、頭の中で遠ざかっていく。
もうこれで、コウちゃんのサッカー生活はおしまいってこと?
最後の試合を目前にして?
こんなことってない。
なんで?
どうして?
答えのない疑問が次々に出ては消え、余計に涙が溢れた。
翌日。
コウちゃんのことが心配で早めにコウちゃんの家に行くと、もうすでに出発したあとだった。
うまく使えない松葉杖で歩くのが遅くなって私に迷惑がかかるからと、先に行ったみたいだった。
そんなこのに気を使わなくてもいいのに。
コウちゃんの、バカ。