放課後、ずっと君のそばで。
「今の康介ね。少し攻撃的になってるの。莉子ちゃんにだって、今は何を言うかわからないわ」
......コウちゃん。
「傷つける事を言ってしまうかもしれないけど、それでも大丈夫?」
おばさんの表情から、コウちゃんの精神状態がいかに最悪なものかが伝わってきた。
誰にも相談できず、コウちゃんはひとりでもがき苦しんでるのかもしれない。
今頃、部屋でひとり、泣いているかも......。
私はおばさんに『大丈夫です』と強く言い、2階にあるコウちゃん部屋に通してもらった。
心配したおばさんが一緒にいてくれると言ったけど、私はふたりで話がしたいと断った。