だから、お前はほっとけねぇんだよ
「…………」
そのあとの琥侑はただただ黙りこくったまま。
溜息すらも出さず、腕組みをして食事中のあたしの横に座ったまま。
……この沈黙が何分続いたのだろうか。
聞こえるのは、外の音と家の生活音だけ。
何だか……
どうすれば良いのかわかんない……。
琥侑はずっと座りっぱなしだし……
しかも怒ってるし……
もう、本当どうしよー……。
「あのさ……」
「っ‼」
沈黙を破ったのは琥侑。
そのあまりにも控えめな様子と、突然の出来事にあたしは驚いて肩をビクンとさせた。
「な、なに?」
ドキドキする鼓動を隠し、なるべく冷静にものを言う。
「……ごめん」