だから、お前はほっとけねぇんだよ

「じゃあ行こっか」


がっくんのその一言に、あたしの心はぱあっと明るくなった。



「わーい!どこ行くの?清水?それと……


っっっぶ‼‼」



嬉しくなってスキップしようとした瞬間、背後からグイッと腕を勢い良く引っ張られた。



「な、何すんのよ!?琥侑」



キレ口調(ていうかもうキレてる)のあたしを無視し、琥侑は驚いてる皆に言う。



「俺ら別行動するから」



……はぃ???



一瞬、琥侑が言った言葉の意味を上手に飲み込めなかった。

皆も同じだったようで、はてなと首を傾げている。



別行動する?


「って、えぇええぇえぇ!?」

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