だから、お前はほっとけねぇんだよ
…………ん?
「……何が?」
「夏休みのバイト、どうすんの?姫瑚したいって言ってなかったっけ?」
ゆっちの言った言葉を聞いて、あたしは目をパチクリ。
そーでした‼
バイト探さなきゃ!
実は最近、貯金が底を付いちゃってすっかり貧乏ちゃん。
高校生って中学の時よりもムダ使い増えるし、かといって親は大して小遣いくれないし……
もう大変っ
「どうしよー……すっかり忘れてたよ……。ゆっち良いトコ知らないの?」
「んー急に言われてもなぁ……」
ゆっちはそう言っているわりに、あまり悩んでいない様子。
ゆっちは当てにならないし……
今からバイト先見つけようとするのも難しそうだし……
わーん‼
どうすればいいの~!?
「俺、いいバイト先知ってるけど?」