にぶんのいち〜友達だと思ってた彼〜
「でも麻衣になんかあったら俺が心配だから」

「まだ一緒にいたいしさ…」

彼の言葉に私の心が騒がしくなる。

「じゃあ、一緒に帰って。」

家への帰り道。彼と歩く帰り道はいつもよりも
短くあっという間だった。

「じゃあまたな。」

「うん、ありがとう。」

2人の間に微妙な空気が流れる

「じゃあ、おやすみ。」

彼が言った。

「おやすみなさい」

私も返す。

そう言うと彼は自転車に乗って帰ってしまった

その後ろ姿をみて少し寂しくなる

「もっと彼といたい」

やっぱりそうだ。

私は気づいてしまった。

「私、隼人くんのことが好きなんだ。」






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