にぶんのいち〜友達だと思ってた彼〜
ブーッ…バイブの音が鳴る。
こんな時間に誰だろう、隼人くんかな?
私は携帯を見る

隼人くん「ごめん、返信遅れた」

隼人くんだ!私はすぐに返信する

「大丈夫だよ!行けるかな?」

隼人くん「ごめん、今月は休みなくて。」

やっぱりそうだよね、

「そっか。大丈夫だ…」

私がそう打ち込んでいると

隼人くん「でも午前練の後なら時間作るよ。」
「麻衣と映画行きたいし」

本当に⁉︎
私の心が急に弾む。

隼人くんは私のために時間を作ってくれる。
春人なら「ごめん部活だ」だけなのに

そんなことを考えると胸が苦しくなる。

私、このままでいいのかな。
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