にぶんのいち〜友達だと思ってた彼〜

ゲームセンターで

「久しぶりだな〜」

春人とデートもしなくなって、
高校生活に追われていたから
ゲームセンターに来ることも久しぶりだ。

「これ、かわいいな」

そう言って彼は
小さいくまのストラップを指差す。

「そうだね〜」

「よし!やろう!」

隼人くんはそう言って100円を入れる。

「すごーい!」

彼は1回で2つもとってしまった

「はい、あげるよ」

いつもとは違う彼の優しい表情に
少し心がざわつく

「ありがとう」

そう言って私はストラップを受け取る
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