にぶんのいち〜友達だと思ってた彼〜
それから1週間。
私はまだ隼人くんのことを
忘れられていなかった。

「麻衣?なんかあった?」

春人が聞いてくる。

「なんでもないよ」

春人のことが好きかわからないなんて
言えるわけない。

「なんでもするから、言ってみな?」

その言葉を聞いて思い浮かぶ。
そんなこと言っても部活優先なんだ。

そう思った瞬間なにかが外れる。

「春人のこと好きかわからない。」

「なにが悪いのかな?」

春人がそう聞いてくる。
そうだ、春人は私のこと全然わかってない。

「なにがじゃなくて、好きかわからないの!」

言葉が強くなる。

涙が流れてきた。

「別れよう。」

春人の話を聞くこともなく私は言った。

「わかったよ」

こうして私は春人との恋を終えた。



ーこれからどうしようー
< 27 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop