にぶんのいち〜友達だと思ってた彼〜
「じゃあ、おやすみ。」

またあの声が思い浮かんだ。

今まで何度も会話してきた
席が隣になって話したことも、
一緒に遊んだことだってあった。

どうして学校も違ういま…

「麻衣ー…麻衣?」

「あっ…ごめん」

すぐ近くに春人の顔があった。
この顔に何度ドキドキしたことだろう
ちょっと幼くて優しそうな目
そのくせ真面目になると
見ているだけで時間を忘れるくらい
かっこいい顔をする。

そうだ、私の好きな人は春人だよ







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