君の笑顔につられて




その時から、王はその女性に惹かれていった…




年月がすぎていくごとに、王と女性は
打ち解けていった



王はだんだんと表舞台にも立つようになり
人々から信頼されていった。



そして、王はセリスを妃に迎え入れることを
決断した。
セリスもそれを受け、共に暮らし、我が子にも
恵まれていた…




         なのに…






セリスの異質な力をしった遠方の貴族が
狙い、国に攻め言ってきた…

そして、そこにいたのは弟でもあったのです。






人々も兵も妃であるセリスを守り
沢山の犠牲がでたなか、セリスはずっと泣いていた…



『陛下…これ以上犠牲がでるくらいなら
私は死んだ方がいい…』



『セリスっ』



『やはり…私は…光ある世界に来てはいけなかった』




セリスは涙を流しながら微笑み、
王の頬に手を滑らせた…




『陛下…私は貴方を…貴方だけを愛しております…
例え私が死んでも…来世で貴方の事を想っております。
だから、もう一度…私を見つけてください


    あの歌とともに待っております…

          いつまでも…



        クラン…     』








 
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