GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~
すると雪野一臣があからさまにグッとつまった。
どうやら彼は、私のこの一言で返す言葉を失なったようだ。
だから私はここぞとばかりに続けた。
「そ、それに、私が良くても両親は凄く口うるさいから、絶対反対……」
するとさっき困っていたはずの雪野一臣がさらりと、
「なら両親の承諾を得られればお前はここに住むんだな?」
言うや否や胸ポケットから携帯電話を取り出して私に差し出した。
「お前の父親の弁護士事務所は、雪野グループの顧問弁護士が多く在籍している。中でも雪野フーズの顧問は、松下遼太郎本人だ。まず問題ない。さあ、母親にかけろ」
嘘でしょ?!
パパが、雪野フーズの顧問弁護士。
でも、だけど、ママ……ママは絶対許すわけない。
どうやら彼は、私のこの一言で返す言葉を失なったようだ。
だから私はここぞとばかりに続けた。
「そ、それに、私が良くても両親は凄く口うるさいから、絶対反対……」
するとさっき困っていたはずの雪野一臣がさらりと、
「なら両親の承諾を得られればお前はここに住むんだな?」
言うや否や胸ポケットから携帯電話を取り出して私に差し出した。
「お前の父親の弁護士事務所は、雪野グループの顧問弁護士が多く在籍している。中でも雪野フーズの顧問は、松下遼太郎本人だ。まず問題ない。さあ、母親にかけろ」
嘘でしょ?!
パパが、雪野フーズの顧問弁護士。
でも、だけど、ママ……ママは絶対許すわけない。