GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~
やっぱり翠狼とカグヤさんは付き合ってるんだ……。
お似合いだと納得しているのに、凄くショックだった。
涙がボロボロと溢れてきて止まらない。
そんな私に翠狼が続けた。
「ひとつ言っておくが、カグヤは俺の妹だ」
……え?……妹……?
妹なの?こ、恋人じゃないの?
すごく驚いたけれど、それを突っ込む隙はなかった。
だって翠狼が言うや否や、私の中指から指輪を引き抜いたから。
私は我にかえって声をあげた。
「返して……!それは、クリスティーヌの
形見で……」
焦って手にしがみついた私に翠狼は、
「クリスティーヌの形見をなぜお前が身に付けなければならないんだ」
あからさまに苛立ちを含んだ瞳が、徐々に深く鮮やかな翡翠色へと変わっていく。
私はその美しさに眼を奪われながらも焦って答えた。
「それは、この指輪は魅惑の血の香りを消す力があるから私を守ってくれるらしくて……」
お似合いだと納得しているのに、凄くショックだった。
涙がボロボロと溢れてきて止まらない。
そんな私に翠狼が続けた。
「ひとつ言っておくが、カグヤは俺の妹だ」
……え?……妹……?
妹なの?こ、恋人じゃないの?
すごく驚いたけれど、それを突っ込む隙はなかった。
だって翠狼が言うや否や、私の中指から指輪を引き抜いたから。
私は我にかえって声をあげた。
「返して……!それは、クリスティーヌの
形見で……」
焦って手にしがみついた私に翠狼は、
「クリスティーヌの形見をなぜお前が身に付けなければならないんだ」
あからさまに苛立ちを含んだ瞳が、徐々に深く鮮やかな翡翠色へと変わっていく。
私はその美しさに眼を奪われながらも焦って答えた。
「それは、この指輪は魅惑の血の香りを消す力があるから私を守ってくれるらしくて……」