Sweet Hell
私は帰宅すると「もう、これは無理だなー！」と言ってベッドの上に突っ伏した。

「あーくだらない！少しでも本郷さんと仲良くなれたらーなんて考えてた自分恥ずかしー！！」

そう思うと私は出会いを求めてとりあえずパソコンを開いた。

「婚活サイト・・・いやぁ、いっぱいあるからどうしよう。
まともなのが良いなぁ。でも、どれがまともか分からないし」

手当たり次第、探した後ふとあるサイトに目が留まった。

「beautiful-love.com？何それ」

調べてみると世界の美しい人達しか入れないサイトだと知った。

「しかも10人申請して9人落ちるって、どんだけ厳しいの」

私は、ハッと笑うとベッドの上に寝っ転がった。

「あーどこかに良い人いないかなぁ。もう独身でいるのが恥ずかしいよ」

天井を眺め、ぼんやりしてると私は何を思ったのか
飛び上がるように体を起こすとベッドから降り、パソコンを開いた。

さっきのサイトにアクセスすると
「もーダメでもともと！とりあえず申請してみよ！
ダメだったとしても分かりきってることだからあまり落ち込まないし、
もし通ったとしたらラッキーじゃん！私の見た目が世界に通じるってことよね」

そうして申請すると私はパソコンを閉じ、眠りについた。
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