Sweet Hell

"What are you doing!!!!"

すごい剣幕でジャスティンが酔っ払いのおじさんに怒鳴り散らすと
彼を引きずり私から引き離すように彼を持ち上げ放り投げた。

「おい！なんだお前！！ワシを投げ飛ばすとはどういうことだ！
タダじゃすまんぞ！！」床に座り込んだおじさんがそう怒鳴ると

”痛い目に遭いたくなかったらとっとと失せろ、このくそ野郎が！”
と彼の方を睨みながらどすの利いた声でジャスティンは英語で彼に怒鳴った。

彼の迫力に怖気づいたのか、おじさんは「お、覚えてろ」と言うと
そのままよろめきながら立ち上がり、走って逃げていった。

ジャスティンは彼に向かって”Fu** you!!!”と汚い言葉で怒鳴ると
私の方を振り返り優しい声で"Are you OK?"と聞いてきた。

「こ、怖かったよぉ〜」そう言うと私は泣きながら彼に抱きついた。
ジャスティンは優しく私を抱きしめ、”もう大丈夫だよ"と言って
何度も私を慰めた。

私は彼の久々の温もりに安堵したけど、すぐ彼の胸から離れると
顔を上げ彼を見上げた。

そして"Why are you so kind of me?"と尋ねた。

すると彼は私の唇にキスをすると
"Because I like you”と言って強く私を抱きしめた。