不純な先生だけど好きなんです
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なんで俺は自分から首を突っ込んだんだろう。
面倒事になるのは目に見えていたのに。
ただ泣いてるあの子を見てなんとなく体が動いた。
───いや、俺の家だったから止めただけか。
「痛ってぇ⋯」
いくら女の子でも
やっぱ平手打ちはきつかったな⋯
余計なことさせやがって⋯あいつらめ⋯
覚えてろよ
「おいおい。どうした鷹原?」
騒がしいことに気づいたのだろう。
2人がリビングから出てきた。
「あれ!?あの女の子は?」
「俺が油断してるうちに逃げられた。」
ベタだがこれが一番いいだろ。
「はぁー!?もったいねぇ!何やってんだよー」
俺が怒りたいっつーの
まぁでも俺のためにって事だったらしいし⋯
仕方ない…とまでは言えないが…
「⋯⋯はぁ⋯⋯飲むか。」
奴らがまた変なことを考え出す前に
俺の方が折れて、
結局、朝まで3人で飲みつぶれてしまった。
安田はずっと文句を言ってたが、
どうせ1週間後には忘れて新しい女を連れてくるだろう。
そういう男だ⋯
もうあの子とは会うことなんてないだろう⋯
久しぶりに女の子の手を掴んだ。
意外と手、細かったな⋯
今はみんなそんなもんなのか?
ってどうでもいいか。
あ⋯そう言えば、今日から教師だ⋯
こんなんで
やっていけんのかな⋯俺。