不純な先生だけど好きなんです
いきなり引っ張っていくし⋯
なんなのこの人!
昨日の今日でまだ何か因縁でもあるの…!?
少しみんなから離れた所で、
勝手にドアを開けて誰もいない空き教室に入らされた。
走ってきたせいか少し息を荒くしながら私に訪ねてくる。
「きみ、なんでここにいるの!?」
なんでって⋯⋯⋯
それはこっちのセリフなんだけど!
「そ⋯⋯そちらこそ、なんで⋯」
「ここの制服着てるし、もしかして生徒なの?」
私の問いかけは無視して話を続けてる。
「⋯⋯そうですけど。」
「嘘だろ⋯⋯!?
まじか⋯⋯」
私がここの生徒だと知ると頭を抱えて悩み出した
てことは⋯⋯⋯⋯もしかして⋯⋯
「あなたは⋯⋯?」
「俺は⋯⋯この学校の教師。」
やっぱりそうなの⋯⋯!?