不純な先生だけど好きなんです
そんなことを考えてながら家の近所を登校途中、またもや先生とばったりあってしまった。
いつもは先生が早く学校に行ってなくてはならないし、
向こうは車だろうから朝は鉢会うことなんてないんだけど、
きっと、昨日飲み会があったせいなのだろう
昨日、先生の家の駐車場に車は無かったし
今日は別の手段で行こうとしてたみたいだった。
もし、なにか話しかけられても
大丈夫⋯⋯
いつも通りでいれば⋯⋯
「あれ⋯⋯鈴木さん⋯⋯」
「先生⋯⋯お、おはよう⋯ございます」
朝からすでに調子悪そうで
疲れきっているような顔をして話しかけてきた。
二日酔いってやつなのだろうか
私も少しだけ言葉に詰まってしまった。
「そう言えば、俺⋯⋯あんまよく覚えてないんだけど
昨日、会ったっけ」
「じゃじゃじゃ、じゃあ学校で!!!」
────ダダダダダッ
「は⋯⋯、なんで逃げてくんだよ⋯⋯
ウプッ⋯⋯やべ、吐きそう・・・。」
(今日やっていけんのか⋯⋯)