不純な先生だけど好きなんです
────ガラッ
半分ぐらい開けたところで片目を開いてみると、そこに人影はなく、
シーンと静まり返っていた。
それがわかったので私は普通にドアを開け
中に入って思わず、
「良かった先生、まだいない!」
とガッツポーズを作って喜んでしまった。
もしかしたらほんとに会議なのかも⋯
なんて、少しだけ希望が見えてきて、心が軽くなる。
そしていつも座ってる席に向かって歩き出した。