不純な先生だけど好きなんです









「なんで何も話さないんですか」









さきにこの沈黙を破ったのは先生の方だった。










「先生こそ⋯⋯」







先生に続いて私がそう言うと、少し困った顔をして黙ってしまったが







再び口を開いた。








「俺から言うのもなんだけど、

結構わかりやすいよね、鈴木さん」




< 69 / 104 >

この作品をシェア

pagetop