不純な先生だけど好きなんです
そんな感じで
学校ではもうすぐ期末テストの時期が迫ってきていた。
「はっやーーーい!
もう1週間きったよ!?
最近まで1ヶ月は余裕あったのに⋯⋯!」
そう、雄叫びをあげてもがいていたのは
私の隣で一緒に勉強をしていた咲だった。
今は、放課後で私たちは数学愛好会の部室にいた。
テスト1週間前をきったので、咲の方は部活動停止期間に入ったらしい。
しかし、なぜかこの愛好会は毎日しっかり活動している⋯。
そしてこの期間は咲も強制的に来いと先生に言われたそうだ。
「ほんとだよね⋯⋯
どうしよう、今回も悪い結果だったら…⋯」
テストが近づくたび嫌な予感が頭をよぎる。
中間はどれもこれといった凄い点数はとれず、数学に関しては赤点までが程遠いような点数だった。
だから今回は前回の二の前だけは踏みたくない。
「毎日、数学ばっか勉強してたし
せめて今回は赤点回避しないと。」
「おぉ、それは結果に出るんじゃないの!?
がんばれ~りこ!」
そんな話をしてると
────ガラッ
ドアがあいた。