不純な先生だけど好きなんです


そしてついた場所は、わたしの家から程遠くない一軒家。




これなら逃げ帰れるかもしれない。




「鷹原~連れてきてやったぞ」



男はそう言って、お構いなしに私を玄関に押し込んだ。



「なにすんの!」




そのまま、目の前の部屋まで引っ張られ、




男はドアを開けた




そこにいたのは⋯。




「⋯⋯⋯⋯⋯は?」



ねむそうな顔をし、横になりながらお菓子を食べている


いかにも、不純でアホそうな人だった。


< 9 / 104 >

この作品をシェア

pagetop