不純な先生だけど好きなんです



そんなことを気にしてるうちに日はどんどん過ぎていき、終業式の日になってしまった。







「一学期も今日で終わり────────






────────では、有意義な夏休みを過ごしてください」






鷹原先生のHRでの話もきりがつき、

いよいよ本当に一つ学期が終わってしまった。








あっという間に過ぎてしまったけど


私にとっては大きく心動かされた3ヶ月間だったなと思う。












そして、咲と一緒に校門を出てきて


高校になって初めての夏休みを迎えた。







「莉心!今日バイトは?」




気を使ってくれたのか、学校から少し離れた場所で咲は私に聞いてきた。






「いつもの時間からだよ」





「ほんと?じゃあそれまでカフェで話してようよ!」




「いいね!」





いままで、お互い忙しいのと時間が合わなかったので、あまり遊べてこなかったけど





今日は久しぶりに長く話ができそう!







そうだ⋯⋯⋯





咲に伝えたいことがあるんだ──────






< 90 / 104 >

この作品をシェア

pagetop