大きな青空の下で君を見つけた
だけど…。



この子の生活の中に自分がいてほしいと思う自分がいた。



そして、自分の生活の中心に彼女がいてほしいとも思った。



それにしても…。



怪我をしやすいのだろうか。




顔には、薄っすらあざがあって足にも複数の傷やあざが見られた。





でも、少女を観察しているとそれは普通じゃないということに気づいた。




不自然な場所にできているあざや、たばこの火傷のような跡。




もしかしてという可能性を疑った。



それは、家庭内暴力。



きっと、この子は病気以外にも抱えていることがある。



苦労してきたということが伝わる。




俺は、隣で少女の眠りを見守った。
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