小悪魔執事と恋ゲーム





きゅ───ん。



……じゃなくてっ。



起こしたのは八乙女じゃない!



しかも八乙女が来たからには……もっと眠れないし。



ちっともさっきから、ドキドキが収まらないんだもん。



わたし、どうかしちゃってる。



これは八乙女に対して重症なのかしら。




「……そっちに行ってもいいですか?」


「べ、別に。 構わないけど?!」




声裏返ってる、裏返ってる……!!



いつものように自分らしく居ればいいだけなのに。



大人の八乙女には叶わないんだ。




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