小悪魔執事と恋ゲーム




微笑む表情が消え、目をパチクリさせながら、じっとわたしを見つめていた。



ん?この反応は、もしかしてまだ。



自分が寝過ごした大きなミスに気づいていない感じね。




「はっ!」




器用にわたしを片手で抱きしめたまま、寝転がった体制で時計に手を伸ばした。




「止まってる!? 私としたことが……。」




手で頭を抑える八乙女。



フフフ、わたしを振り回した罰が当たったのよ。



いい気味。



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