小悪魔執事と恋ゲーム
♥見えないココロ
。
・
:
+
°
今すぐ家に帰って八乙女を追い詰めてやる──!
そう、思っていた。
……けど。なんだか帰る気にもなれず、公園のブランコにただ揺られながら頭を冷やしていた。
何かと公園には縁があるみたい。
あれからどれくらいの時間が経ったんだろう。
鬼ごっこしていた子どもたちの姿がすっかり見えなくなって。
キィィ──と、わたしが揺らすブランコの軋む音だけが虚しく響きわたる。
・
:
+
°
今すぐ家に帰って八乙女を追い詰めてやる──!
そう、思っていた。
……けど。なんだか帰る気にもなれず、公園のブランコにただ揺られながら頭を冷やしていた。
何かと公園には縁があるみたい。
あれからどれくらいの時間が経ったんだろう。
鬼ごっこしていた子どもたちの姿がすっかり見えなくなって。
キィィ──と、わたしが揺らすブランコの軋む音だけが虚しく響きわたる。