小悪魔執事と恋ゲーム
毎朝わたしの車が到着するたびに、校門には黄色い歓声が響きわたっている。
もちろん、お目当ては八乙女。
最近では同級生だけじゃなく、噂を聞きつけた子たちまで集まり出すようになった。
それで隣にいるわたしは、おまけに覚えられてく。みたいな。
そうだ!それに違いない!
そっか、あの子たちも八乙女のファンだったのね。
常にわたしが居て近づけないから
『難関ね』って二人で話してたのかも。
はぁ~~、とりあえず良かった。
苺ジャムがついてなくて。