小悪魔執事と恋ゲーム





……あれ?



リビングに居るのはお父様、だけ?



なぜか八乙女の姿がどこにも見当たらない。



てっきり、二人で話してると思ったんだけどな。




「穏花の好きなスイーツを沢山買ってきたぞ」


「わぁ~~! お父様ありがとうっ」




テーブルには数えきれないほどの紙袋の山。



でもわたし一人じゃとても食べきれそうにない。



八乙女と一緒に食べようかな!



……八乙女?



そうよ!?八乙女!



八乙女の名前にハッとする。



すっかり目の前のおみやげに気を取られてたけど、浮かれてる場合じゃない!?



< 358 / 439 >

この作品をシェア

pagetop