小悪魔執事と恋ゲーム
「ふふ、普通に話して大丈夫よ」
内心ショックになりながらも
笑顔を見せると、彼女もニッコリと微笑んだ。
ホッ……。
「実は……穏花様にお願いしたいと言うお客様がいて」
「え……わたし、?」
「はい! 私の方からも指名はしてないと一度断ったんですけど、穏花様が担当するまでは帰らないと言い張ってるので、対応に困り果てしまって……。」
「分かった! 終わったらすぐ対応に向かうね」
「助かります……!」
でも何故わたし……?
そんな疑問が頭に過ぎりながらも、注文のオムライスを席まで運ぶ。