小悪魔執事と恋ゲーム





「ふふ、普通に話して大丈夫よ」




内心ショックになりながらも
笑顔を見せると、彼女もニッコリと微笑んだ。



ホッ……。




「実は……穏花様にお願いしたいと言うお客様がいて」


「え……わたし、?」


「はい! 私の方からも指名はしてないと一度断ったんですけど、穏花様が担当するまでは帰らないと言い張ってるので、対応に困り果てしまって……。」


「分かった! 終わったらすぐ対応に向かうね」


「助かります……!」




でも何故わたし……?



そんな疑問が頭に過ぎりながらも、注文のオムライスを席まで運ぶ。




< 392 / 439 >

この作品をシェア

pagetop