小悪魔執事と恋ゲーム
「………」
なんだよ。
寝顔かわいすぎかよ。
天使が眠ってるみたいだ。
……黙ってればだけど。
気持ちよさそうに眠る穏花の頭をそっと撫でた。
こんなの……俺らしくない。
さっさと勝って、このゲームを終わらせるんだろ?
くすみひとつないピュアなその心を絶対に。
俺色に染めて、夢中にさせてみせる。
明日からはもう遠慮しないで、愛の罠を仕掛けてくつもりだから覚悟しとけよ……
穏花。