一枚から始まったラブレター
このミッションがクリアすれば、いつか咲人に会えるのかな?

私はそう思うと自然と笑みが溢れた。


科学館に着き、お母さんと二人で入場券を入り口で購入する。
科学館の案内パンフレットももらい、お母さんと一通り回ることにした。

自分で静電気を起こす機械があったり、部屋に入っただけで目の錯覚により背の大きさが変わったり、本当に楽しいコーナばかりだった。

「お母さん、今日は本当にありがとうね」


「何言ってるの?
娘と買い物に行ったり、デートできて本当に嬉しいのよ

これからも色んなとこに行こうね?けい」


「うん!私もお母さんと一緒にいれて楽しいし、とっても幸せだよ」


「もう!けいったら、お母さん嬉しい
行こ」


お母さんが私の腕を組み、プラネタリウムが見れる会場に向かう。

まるでお母さんとは友達みたいな感覚。


そう思ってる時、どこからか温かい視線を感じた。

ふと辺りを見渡してみるが、私達を見てる人はいなく、気のせいかなと思いつつ前を向く。


  
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