君ヲ想ウ~セピア色の恋~
「それ以上可愛くならないで。


誰にも見せたくなくなる。」


真顔で言う宗くんに、顔が赤面するのがわかる。


けど、独占されるのはやっぱりうれしい。

こいつは、俺のだと言うアピールは、常にしてくれる宗くんだから、安心してる。

『宗くん、朝御飯作ったの。


その、キッチン借りたよ。一緒にご飯食べよう?』


こんな幸せは、二度とない。



そんな気がするそんな朝だった。


幸せ過ぎて怖いそんな朝。


「不安になる必要なんてない。俺が守るよ」


わかってる。


その手を握って、歩いた。


君と……………
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