君ヲ想ウ~セピア色の恋~
ーーーーーーーーハッ。



過去を思い出しハッと気づく。


君が、目の前に居てびっくりした。


「あの、プリント。落ちてたよ」


床に落ちてたプリントを拾い上げ、俺に渡す花ちゃん。


ニコリ、と微笑む。



『‥‥ありがとう、恐くないの?俺が』


なんで、そんな笑顔になれる?


なんで、そんな無邪気なんだ。

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