君ヲ想ウ~セピア色の恋~
ーーーーーガラッ。


抑えきれず、ドアを開けると


花が不思議な顔をして見ていた。


俺は、大河を人睨みし、花の手を強引に引っ張り誰もいない裏庭に連れてく。



「宗く、ん。どうしたの?」


不安な声色。


壁を背にした花を壁と俺に挟まれる形になる。



『なんで、あんなやつに笑いかけてんの?


あいつは、俺らの敵なんだよ‼


お前は俺だけのモノなんだよ』



花の唇に強引に口づけた。


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