君ヲ想ウ~セピア色の恋~
「俺もいくよ。」
二人なら辛い気持ちも、分けられる。
半分こ。それでいい。
俺は花を裏庭に呼び出した。
もちろん、天敵・宗もいるけれど、俺は花だけを見つめた。
「あの、俺‥花ちゃん好きです」
『私、彼氏が‥‥』
それでも、彼の目は真っ直ぐ私を捉えて話さない。
「知ってます。俺は花ちゃんの気持ちが知りたいだけだから」
俺はチラリ、とそいつを見た。
こいつは強い。
断れるの、わかってるはずなのに。
二人なら辛い気持ちも、分けられる。
半分こ。それでいい。
俺は花を裏庭に呼び出した。
もちろん、天敵・宗もいるけれど、俺は花だけを見つめた。
「あの、俺‥花ちゃん好きです」
『私、彼氏が‥‥』
それでも、彼の目は真っ直ぐ私を捉えて話さない。
「知ってます。俺は花ちゃんの気持ちが知りたいだけだから」
俺はチラリ、とそいつを見た。
こいつは強い。
断れるの、わかってるはずなのに。