君ヲ想ウ~セピア色の恋~
苦しい………………ー 誰も助けてくれなかった。



痛い…………………ー  心も身体も痛い。




哀しい…………………  もう、一緒には居られないから。




…… この気持ちが最初からなければいいのに……



好きな気持ちも、


犯された事実も、


全て私の記憶から


消えちゃえばいいのに……………ー


「花は汚くない!!!


おいが、守るから。それでも花が好きだからそばに居て欲しいんぢゃ。


花!!!!!


愛してる」



私を抱き締める愛しい人の声が、耳元で聞こえた。



『ありがとう』



囁いた。



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