君ヲ想ウ~セピア色の恋~
自分が流した涙は、引っ込むことを知らない。



きゅ、っと蛇口を捻り濡れた髪をゴムでまとめ、タオルで身体を数回拭いたら上がる。


鏡に映る自分の姿……………




目の腫れた私。



『メイクで隠すか…』呟き、服を着替え脱衣場を出た。



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