君ヲ想ウ~セピア色の恋~
あたしは追いかけた。

今追いかけなきゃ、すれ違ってしまう気がするから。



茶色の髪の青年が、裏庭に行くのを追いかけて声をかけた。


『待って!!あのねッッ…!!』


茶色の青年の髪の人が振り向く。



やばい、違う人だ。しかも、手にはタバコにライターを持ってる。



マズい、と思った。





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