君ヲ想ウ~セピア色の恋~
「花知らないの…?


何気に宗くん人気あるんだから!



ラストサムライとか言われてる。



なんか、話し方変わってるし。」



ラストサムライ……って。
飲んでいたお茶を吹きそうになったし。


「まっ、宗くんは相手しないっしょ。



あっ、そうだ。あたしね。



織夜とね………」


いっていいのか……。


悩む。


それは過去の花に悪いと思ってか、躊躇う。


『おめでとう!



幸せにね』




だけど、ニコリ、と微笑む花の顔に安心して



ありがとう、と微笑む。
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