君ヲ想ウ~セピア色の恋~
「織夜、ありがとう」

優しげに笑いかける花ちゃんが、ニコリ、と微笑む。


可愛いー!、と顔に出てたのか結衣と宗からの睨みに縮こまる。



こえーよ
まぢ。



こいつら、敵に回したくねぇし。



だけど、イケすかない奴だ。


大河って男。。




一体何者なんだよ。


なんだか、嫌な予感が拭いきれない。


俺は仲良く笑い合う花ちゃんを見てなにもないことを祈った。
< 95 / 154 >

この作品をシェア

pagetop