ある日、君から貰った愛。
「そっか…私、寂しそうに見えたんだ」

「…それから、ほっといたら死にそうな顔してた」

目を逸らしてココアを飲みながら

ヒロがボソッと呟いたこと。

それは、何となく自覚があった。

いつ死んでもおかしくない、

いや、いつ死んでもいいって

そう思って過ごしてたから。

「確かにさぁ…死んでもいいやーって思って過ごしてるよ?でも見ただけでわかるもんなの?」

「俺にはわかったの、それでいいだろ?」

あと死んでもいいなんて言うな、って

悲しそうな顔で言うから、

私は何も言えなくなった。

「…死にたくなくなるようなこと、してくれるの?」

フッと笑みを浮かべてそう言えば、

ヒロはまた考えはじめた。
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