ある日、君から貰った愛。
「こんな時間に何してるんだ?」

ゆっくり振り返ってみると、

至って普通の、20代前半ぐらいの

男がこっちを見ていた…。

「…誰?」

警官じゃなかった、と安心して

一番最初に出てきた言葉がそれだった。

「誰って…知り合いだったら普通に名前呼んでるわ」

笑いながらそう言って近づいてきて

電灯の灯りに照らされたその男は

とてもかっこよく見えた。

「…警官かと思った。」

私も笑いながら返し

男に近づいていった。
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