ある日、君から貰った愛。
「警官だったら『おい』なんて声の掛け方しないだろ?で、何やってんだ?こんな時間に。」

そう問い掛けられて、

どう答えようか迷った。

正直に言うべきか、嘘を吐くべきか。

私は前者を選んだ。

「エンコー帰り。悪い?」

正直に答えると、

声をかけてきた男は

笑顔からキョトンとした表情に変わって

それからすぐ考え込む顔になった。

10秒ぐらいの間の後に、

「お前、何歳?」

と、何故か年齢を聞かれた。

「16。冬に17になるよ。」

これも正直に答えた。
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