先生〜ずっと貴方だけ〜


「え?いいよ、寝てなよ」

私は少し起き上がって右側のベッドに指を指す


「ええねん、ええねん!俺がおりたいだけやから!!」


「は?」



そういった先生は外を見て首をポリポリ痒く


「じゃぁ私寝るからね」


私は深くまで布団をかぶって目を瞑る





……。何分経った?



スーッ…スーッ…



隣から寝息が、、



あっ、先生



「え?」



寝ていて気づかなかった


私の右手が先生の左手に包まれていた



私がゆっくりその手を離そうとした時



「ん…」



先生が目を開けて私を見る


「下村ぁ?」



まだ少し寝ぼけてる先生



「手、離してください」



「ん〜〜……」


先生は私の手を離して


「これやったらええ?」


そう言って小指と小指を絡めた


「下村、いや?」


「…嫌じゃないけど」




先生は私の答えに微笑んでまた眠りはじめた




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