先生〜ずっと貴方だけ〜




チャイムが鳴ってから教室に入ったから

矢野先生が怒っていた



「すみません」




一言だけそえて席に着く。




「下村、後で体育館教官室にこい」




あ…嫌な予感


さっき電話で断ったとこなのに




いつ行こう…放課後でいいよね



1人で解決してHRを聞いていた




「ね、愛菜!どうして遅れたの?」


後ろから制服を引っ張る小春


「西山が私のイヤフォンで音楽聴きはじめて遅れたの」


「はい?!そんな理由?ウケる」


肩を震わせながら笑う小春は私の肩をバシバシと叩きはじめた


「そこ!うるさい」


またもや矢野先生。



「スミマセ〜ン」


今度は2人で想いのこもってない謝罪をした。


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