先生〜ずっと貴方だけ〜
次の日の国語の授業でそれを皆んなの前で言うと本気で俺を睨んできた。
それから何度も話しかけても無視をしてきたし事。
保健室で自然と握ってた手を離そうとした下村に小指ならいいって許可もらった事。
それから…
俺に似てない絵を書いた事も
片方のイヤホンを取って勝手に音楽聞いた事も
体育館教官室に入ってく後ろ姿も
その後に一緒に歩いた廊下も
はっきりと覚えてる。
2年になって俺がお前の担任の先生になれた時の嬉しさ。
毎日ポニーテールかと思てた髪型が
たまに2つくくりになる時。
可愛いなぁって思てた。
…でも、俺は先生、君は生徒や。
俺は34歳で君は17歳。
12年の壁と、先生と生徒の壁がある。