先生〜ずっと貴方だけ〜
可愛い顔が台無しになるよ…
なんて前の私なら言ってる。
そしたら小春は言うんだよね
『私はいつだって可愛いんですぅぅ』
って。
小春のすすり泣きだけが病室に響く
息を整えた小春。
「目、腫れないから。」
ニヤッとして私にそう言うんだ
「私はいつだって可愛いんです!」
冷たい手が私の頬を包んだ
冬なんだ
そう実感したんだ
そのあとは、沢山学校の話とか
先生の話とかいっぱいしてくれた
17時頃、大きな手を振って帰った小春だけど
また1人になった。
嬉しかった
1番会いたかった小春に会えたんだよ
言おうと思った病気のこと。
でも、心配させたくないって
お父さん、お母さん、先生以外に
心配させたくなかった。
でも、私の知らないところで先生が小春に話してくれてた。
一緒に泣いてくれる友達。
理解してくれる友達。
怒ってくれる友達が本当に近くに居たんだって先生が教えてくれたんだね、
今日来たら
心から、ありがとう。って伝えなきゃ。