君の笑顔を守る為なら私は。
「な、まえ…ヒック呼んで、くれた…ッ」
そう言うと鳴海が私を抱きしめる力が少しだけ強くなった
ねぇ鳴海、今何を考えてるの?
鳴海は何をしたい?
こんな事されちゃったらさ、私自惚れちゃうよ
「なる、み…ッ離して、よ…」
「…やだ」
「な、んで……」
離して、なんて言うけどほんとは離れたくない
このまま時が止まってくれれば
私には一番いい結末だ
でもそしたら、鳴海が報われないよ
私の願いはさ、鳴海が幸せになる事だけだよ
綺麗事って思うかもしれない
けどね、それくらい鳴海は私の中で大きい存在なんだ