君の笑顔を守る為なら私は。


「んー……あ、遥か!」



ズキッ



私の事名前で呼んだの、今さっきが初めてなのに……



もう別れたんだし、私がとやかくいう権利はもう無いんだ





「はる、か?」



「えー、ちょまじか。あれ見られてたのかよ」




片手で顔を隠しながら呟いた鳴海

やっぱり、見られちゃいけないと思うような関係だったんだね



あぁもうやめてよ

私頑張ったじゃん

別れたじゃん

幸せそうな顔してあの子の話をする鳴海を見なきゃいけないの?

どうしてそこまで神様は残酷なの


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